来た見た勝った
今思えば、スタート時のこの高尾山な感じは、まやかしだった
最短登攀を狙いたがるせいか、途中からほぼ階段が連続する
手持ちの紅茶は捨てて、道端の物売りから1本10元のペットボトルの水を買った 冷たかった
頤和園が小さく見える
息切れするとさすがの中国人も無口だ
そして遂に我々は勝った!
恐ろしい犠牲を払い、この北京の遥か西方に聳え立つ、時に邪悪そのもの、時に神々の慈悲深さを見せつけていた山嶺を我々は今、足元に踏みしめている!
(登頂時間2時間、海抜575m)
我々は外交問題に配慮し、心の中で日章旗を掲げ東方を遥拝し万歳を三唱した(ウソ)
しかし山頂の売店は、香山から手紙を出そう!ポスト、关东煮(おでん)や方便面(カップメン)を食べる家族、観光地御用達の木刀、あなたの名 は有るかな?ペンダント 、と、やっぱり高尾山感丸出しなのだった…